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あらすじ
心霊探偵・八雲シリーズの第二弾。世の中を騒がす連続少女誘拐殺人事件、次の被害者は晴香!?犯人は一体、そして犯人の動機とはー
後藤刑事を敬愛する巡査・石井を加え、八雲たちが謎に挑む。
感想
第二作は長編!
第一作は短編集のスタイルでしたが、第二作は長編。
あらすじ
次々と起こる心霊現象に対するは、赤い目を持つ青年・八雲。
死者が視える彼が、死者の思いを受けて謎を解決していくホラーミステ...
一冊丸々使って、八雲・晴香・後藤刑事・そして初登場の石井巡査が連続少女誘拐殺人事件に挑みます。
長編だと思っていなかった分、1/3ぐらい読み進めたところで「まだ解決しないの・・・?」と思ってしまいましたが、
最後まで飽きずに読み続けることができます。
晴香の十字架
本作では、事件解決だけでなく、晴香の心境の変化も印象的。
犯人と自分の境遇を重ね合わせた晴香は、やがて
息苦しいまでの感情の波の中で、晴香は自分が今まで背負ってきた十字架が、幻だったのだと知った。
心霊探偵八雲〈2〉魂をつなぐもの P240
と、姉の死をようやく克服できます。
事件解決よりも、こちらのほうが印象的でしたー!
黒幕の存在
また、本作では黒幕の存在が明らかになります。
前作に引き続き登場の、サングラスの男。
その正体は、あっさり判明しますが、目的は謎のまま・・・。
今後のシリーズで謎の解明が望まれるところです!