【読書メモ】税務署は3年泳がせる。★★★☆☆

内容紹介

こっそりやってた副業、なぜバレた?副収入の無申告、扶養控除の間違い、調査官の意外な心理…。なぜ不正や申告漏れは隠せないのか。会社員もはまる落とし穴とは何か。マイナンバーの導入で何が起こるのか。

元国税調査官が明かす、税務署と税務調査の実態。日経電子版の連載コラムを大幅加筆のうえ書籍化。きっと、あなたもハッとする。

※出典：税務署は3年泳がせる。 (日経プレミアシリーズ)

税務調査の”実態”がメイン

サラリーマン視点というより、税務調査官視点

内容紹介のとおり、この本は税務調査の実態がメイン。8割ぐらいは税務官の1年間のスケジュールや人事異動などが中心ですので、副業の確定申告は？などの情報は少なめです。

生活に役立つ情報も

とはいえ、生活に役立つ情報も掲載。例えば、扶養控除でよく言われる103万円は給与所得のみが対象であり、業務委託やFXなどの”事業所得”は控除限度額が38万円になってしまうことなどは、意外と知らない方も多いのではないでしょうか？

税務署は3年泳がせる。 (日経プレミアシリーズ)

posted with カエレバ

飯田 真弓 日本経済新聞出版社 2016-06-09

Amazon

楽天市場

おわりに
ドラマなどで固いイメージのある税務官ですが、その仕事のイメージがつくいい機会となりました！実際の確定申告などにはあまり役立たないですが、税務調査の全貌を知る意味では非常に良い一冊です。