先日ご紹介した「マティーニ」と並び称される有名なカクテルといえば、「マンハッタン」です。
赤く透き通るような色が魅力的で、見ているだけでもうっとりします。そしてマティーニがカクテルの王様と言われるように、マンハッタンはカクテルの女王とも呼ばれます。
マンハッタンの特徴
度数や味としてはちょっと強めのカクテルであるマンハッタンは、以下から作られることが多いです。
・ウイスキー
・スイートベルモット
・アロマチックビターズ
・レッドチェリー
また、マンハッタンの味の特徴は甘さとほろ苦さ。そしてそのほろ苦さのアクセントとなっているのは、マンハッタンに使用するベルモットです。
ベルモットとは
ベルモットは、白ワイン+スパイスで作られるフレーバードワイン。マティーニにも使われています。
このベルモットの量が、マンハッタンの香り・味を大きく左右。その日の気分で、1滴リキュールをプラスするだけでも劇的に変わります。
マンハッタンはバーテンダー泣かせ
そんなわけで、マンハッタンはシンプルなお酒ですが、美味しく作るのは難しく繊細です。少しのさじ加減で、味付けが大きく変わるので、バーテンダー泣かせのカクテルとも言われるほど。女王の名にふさわしいですね。
マンハッタンの名前の由来
マンハッタンの名前の由来は、そのものずばりでニューヨークのマンハッタン。マンハッタンの街の夕暮れをイメージして作られたカクテルなのです。
そして、あの有名なマリリンモンローが映画などで飲んでいたことでも有名に。モンローがセクシーに嗜む姿から、このカクテルも大人女性の色気や雰囲気のイメージがついたようです。