一目でわかる、食用油の種類と違い~サラダ油とキャノーラ油は何が違うの?

食用油の種類5
それでは、食用油を「成分」の観点から分類していきましょう。少し専門的な用語も出てきますが、ざっくりどんな分類なのか?がわかるだけでも、十分ウンチクが語れますよ!
少なくとも、油の種類が多すぎて頭を抱える…なんてことはなくなります!

それでは、さっそく見ていきましょう。

スポンサーリンク

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸

温度計

まず、食用油は「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」の2つにわけることができます。常温で固まっているものを「飽和脂肪酸」、常温では液体になっているものを「不飽和脂肪酸」と呼びます。

バターやココナツ油は飽和脂肪酸

先ほどの図をもう一度見てみましょう。

食用油の種類3

図の一番左、バター・ラード・ヘット・ココナッツ油などが「飽和脂肪酸」に該当します。バターなどをイメージしてもらえれば「固まっている油」という表現も理解しやすいでしょう。

不飽和脂肪酸は、オメガ3,6,9に分けられる

続いて不飽和脂肪酸について。こちらはその成分から、オメガ3/6/9の3種類に更に分類されます。

食用油の種類4

ドコサヘキサエン酸はオメガ3

オメガ3脂肪酸にはαリノレン酸といわれる成分などがあり、血液をサラサラにする効果があるといわれています。サンマやイワシに含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)なども、このオメガ3に分類されます。したがって、オメガ3を含む魚油(サンマ・イワシなど)、エゴマ油などは健康によく、積極的に取るべき油と言われています。

大豆油やごま油はオメガ6、摂りすぎ注意

続いてオメガ6は、サラダ油の大半が多く含む成分。オメガ脂肪酸で最も有名なものはリノール酸と呼ばれ、加工食品やファーストフードなどに多く用いられています。適量であれば健康に害はありませんが、摂りすぎると免疫力の低下等につながることも。日本人の食生活においては、摂りすぎが注意されることの多い油です。

先日マクドナルドのハンバーガーのカロリーを比較しましたが、そちらの記事を見ていただければ、そのカロリーの高さに改めて愕然とすることでしょう…。

マクドナルド ハンバーガーのカロリー比較
ファーストフードで最も有名なチェーンといえば、マクドナルドですよね。 私も時々無性に、マクドナルドのハンバーガーが食べたくなります。 ...

キャノーラ油やオリーブオイルは、オメガ9を含むので人気

最後にオメガ9。オメガ9の主成分であるオレイン酸は、体の中でも作ることができるので、必ずしも食事から摂る必要はありません。しかし人体に害を与える油でもないため、オメガ6を含むサラダ油などの代わりになる油として、最近人気を集めています。

そしてオメガ9を含む代表的な油がキャノーラ油。ここ最近のキャノーラ油ブームは、オメガ9を含むことから来ていたのですね。また、moco’sキッチンでおなじみ?のオリーブオイルも、このオメガ9を多く含むと言われています。

nopatokyo
おわりに
食用油は分類の切り口がたくさんあって難しいですね…。「キャノーラ油って何?」ということから色々調べ始めましたが、結論「比較的体にいいサラダ油」ということがわかりました♪

スポンサーリンク
カテゴリー