iPhoneを使っていると悩まされるのが、ストレージの容量の問題。私も色々なアプリをダウンロードした結果、容量がいっぱいになってしまい、新しい写真が撮影できない…なんて経験を何度もしました。
そこで写真の容量を圧縮する方法を模索した結果、Googleの提供するGoogleフォトというサービスに行き着いたのでご紹介します。
目次
Googleフォトのメリット
まさかの無料で容量無制限
Googleフォトの最大の魅力は、「無料」で「容量無制限」なこと。Dropboxを始め、クラウドのデータストレージサービスは多く存在しますが、完全無料なのはなかなかないですよね。
データの保存容量については、Google推奨の画像サイズであれば無限に保存できる、という仕様です。オリジナルから少し解像度は落ちますが、まったく気にならないレベルです。
iPhoneストレージの容量削除
画像をすべてiPhoneからGoogleフォトに移すことで、iPhone本体に保存されている画像をすべて削除することができます。これにより、iPhoneのストレージ容量を大幅に空けることができますね。
しかもGoogleフォトの公式アプリが非常に優秀。ほぼタイムラグなしで、iPhone上からGoogleフォトの全画像・動画を閲覧することができます。
もちろんGoogleフォトには、写真の一括アップロード&削除機能が用意されているので、画像選択の手間もありません。
iPhoneで撮った写真を、10秒後にはPCで見られる
また、iPhoneの写真が、即座にPCで閲覧できるのも大きなメリット。Googleフォトに、iPhone写真アプリへのアクセスを許可することで、写真を撮った瞬間Googleフォトと同期させることができます。
これにより、iPhoneで写真を撮った10秒後には、その画像をPC上のGoogleアカウントから閲覧することが可能に。iPhoneからメールでPCに画像を送って…といった煩わしい作業が完全に消滅します。
デジカメの写真とiPhoneの写真を、時間順に並べて表示できる
Googleフォトへ保存できるのは、もちろんiPhoneで撮った写真だけではありません。デジカメの写真も、PC経由で同期させる設定が可能です。しかもすべての画像を時間順に並べて表示してくれます!
これにより、例えば旅行中にiPhoneとデジカメ両方で写真を撮った場合。それを両方Googleフォトに取り込むことで、それぞれの写真を撮影時刻順に自動で並び替えてくれます。
Googleフォトのデメリットと対策
個人情報ダダ漏れリスクは、位置情報等をオフにして対応
無料サービスであるGoogleフォトですが、無料であるがゆえのリスクも当然存在します。
まず真っ先に思い浮かぶのが、個人情報の流出リスク。SNSなどで、画像の位置情報データから住所が特定された…なんて事件もありますからね。
Googleフォトでは、もちろんそうしたリスクもカバー。画像アップロード時に、位置情報を削除することができます。Googleフォトの設定から、「Googleロケーション履歴」をOFFにすればOKです。
サービス終了リスクは、リリース後にHDD買えば間に合うはず
また、Googleがフォトサービスを中止するリスクも当然存在します。実際Googleは過去にも、Googleリーダーという大人気のRSSサービスを終了させています。
とはいえ、Googleリーダーのサービス終了時も、告知から実際のサービス終了まではおよそ1年の猶予期間がありました。従って、万一Googleフォトがサービス終了となってしまうことがあっても、告知されてから外付けのHDDを買うなり、他サービスに移行するなりすれば全く問題ないでしょう。
Googleフォトのコンセプトを理解しよう
端末側がバックアップ、という考え方
最後に、Googleフォトを利用するうえで大切なことをお伝えします。それは、Googleのフォトサービスについての考え方。Googleの基本的な考え方は、
・オリジナル:Googleフォトに保存されている画像
・サブ:iPhone端末に保存されている画像 というスタンス。
この「端末データがバックアップ」という考え方を正しく認識しておいてください。
Googleフォトの画像を消すと、iPhone写真アプリからもデータが消える
こうしたコンセプトがあるため、Googleフォトの画像を削除する場合は要注意。
「オリジナル」であるGoogleフォトの画像を削除すると、「サブ」であるiPhone端末の画像も削除されます!
ちなみに画像の同期後であれば、「サブ」であるiPhone端末の画像を削除しても、「オリジナル」であるGoogleフォトの画像は削除されません。
大事なのは、写真管理の考え方を切り替えること
上記のコンセプトは、私たちの今までの常識とは真逆。
しかし、今後クラウドサービスが発達していく中では、こうした「クラウドにデータを保存し、それ以外のローカルデータは持たない」という考え方こそがマジョリティとなっていくのかもしれませんね。
なんにせよ、めちゃくちゃ便利で使いやすいGoogleフォト。無料なので、まずは気軽に試してみてください!私も過去の写真を、iPhoneやパソコンからガンガンアップロードしています(笑)