スマホで家計簿をつけるのはもちろん、自分の資産をまとめて管理するのが当たり前になった時代。多くの家計簿アプリ・資産管理アプリが自由に選べるようになりました。
そこで今回は、その中でも特に人気の「マネーフォワード」「マネーツリー」「Zaim」をすべて利用した経験から、どれを選ぶべきかを紹介します。
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目次
人気家計簿アプリを使って感じた、方向性の違い
家計簿・資産管理アプリを探すとたどり着くのが、「マネーフォワード」「マネーツリー」「Zaim」の3強。どのアプリも非常に評価が高く、なかなか選ぶのには苦労しました…。そこで、3種類実際に使ってみて感じた違いをお伝えします。
全部入りのマネーフォワード
CMでも話題のマネーフォワードは、とにかく対応サービスの多さが魅力。証券や保険、はては確定拠出年金までカバーしているという手広さです。全てを1か所にまとめて、ネット上で見ることができるのがマネーフォワードの強みだと感じました。
マネーツリーは「総資産をざっと確認」がコンセプト
続いてマネーツリー。こちらは、「手間をかけずに、大体のお金の動きを把握する」ことに向いているな、と感じました。
マネーツリーはマネーフォワードなどとは違い、iOSアプリの提供から始まったサービス。(現在はPC版も提供されています)原点がスマホであることから、細かさより手軽さを重視した画面設計であるという印象です。
手軽に細かい管理をするならZaim
最後にZaim。Zaimは、「一つの口座を細かく管理」ことに長けています。支払い項目の明細を自由に設定・入力することができ、前述の袋分家計簿に近い使い方が実現できます。
私のやりたい袋分管理は、Zaimであれば実現できそうなので、Zaimを採用することにしました。
Zaimとマネーフォワード・マネーツリーの比較
実際、Zaimはマネーフォワード・マネーツリーと比べ、使い勝手の面でも優れています。
Zaimアプリの使いやすさは、マネーフォワードに圧勝
マネーフォワードのスマホアプリは、とにかく多機能。多機能すぎて、操作が複雑です…。家計簿をつけるために何タップもしたくないと考えると、アプリはすっきりしていてほしいもの。その点Zaimのアプリは、FAQを読まなくても直観的に操作方法が分かり、とても使いやすいです。
現金を細かく管理するには、マネーツリーよりZaim
また先ほど述べた通り、Zaimは細かい管理に強みがあります。財布の入出金を正しく把握するという点では、マネーツリーをはるかにしのぐと感じました。
というのも、マネーツリーのコンセプトは「大体のお金の動きを把握」すること。現金の管理は、ATMの入出金レベルで把握しよう!というのが、マネーツリーのスタンスです。それはスマホアプリのレイアウトにも反映されており、現金の入力は他の口座よりひと手間かかる位置に設置されています。
これは考え方の違いですので、どちらが正しいというものではありませんが、私にとってはZaimのほうが魅力的でした。
Zaimはエクスポートにも対応
また、Zaimはエクスポートに対応しているのもうれしいところ。万一サービス提供が終了となった場合も、過去のデータをダウンロードできるのは助かります。
Zaimのデメリット
楽天市場には未対応
とはいえ、Zaimにはデメリットもあります。例えばマネーフォワードと比べると、まだまだ対応サービスが少なく、例えば楽天市場には未対応。しかし今後対応サービスを増やすことを明言していますので、これからに期待したいところです。
無料版だと広告が入る
またZaimは基本無料で使えますが、無料版の場合は広告が表示されます。ただこちらも間違ってクリックしてしまうような邪魔な位置には表示されないので、基本的には広告が入っていてもそこまで気になりません。
まずは会員登録なしでお試し利用を
3つのアプリのうち、Zaimだけは唯一、会員登録しなくてもアプリをお試し利用することができます。実際広告が邪魔にならないかどうか?アプリは使いやすいかどうか?などを手軽に試すことができるので、迷っている方は一度アプリをダウンロードして試してみることをお勧めします。
3つの家計簿アプリを比較しましたが、どれも間違いなく超高性能なアプリ。私は悩んだ末にZaimを選びましたが、ぜひ実際に使って違いを比較してみてください!