「手に汗握る」ということわざでもおなじみの手汗。緊張した時・興奮した時などは、誰しも手汗をかくものです。
一方この手汗が常態化した状態は「手掌多汗症」と呼ばれ、多汗症の名の通り、常に手・足の汗に悩まされることになります。かくいう私も、小学校のころからこの多汗症に悩まされてきました。
✔学校のプリントが手汗でふにゃふにゃになり、文字を書くと破れてしまう
✔組体操やフォークダンスなど、他人と手を握るシーンが近づくと緊張する
✔ゲーム機やスマホも手汗のせいでうまく操作できない(いまだに、iPhoneの指紋認証は使えません)
✔机やドアノブなどに自分の汗が残らないか常に不安
✔ひどいときは、手のひらから汗がしたたり落ちるほど(いわゆる 手汗レベル3)
など、常に嫌な思いをしてきています。とはいえ私もただ現状を受け入れ続けてきたわけではなく、色々な対策を講じてきました。
目次
海外よりドライオニックを購入
初めに治療を試みたのは、中学生のころ。思春期だったこともあり、親に頼んでドライオニックという機具をネットで購入してもらいました。これは水道水の中に手を入れた状態で電流を流す、イオンフォレーシス法と呼ばれる治療法を行うことができるものです。1日30分の治療を1週間程度続けると、ある程度の効果を実感。友達と心おきなく指相撲できた時の感動は今でも鮮明に覚えています。
しかし、結局このドライオニックは長続きしませんでした。理由は大きく2つ。1つ目は、とにかくメンテナンスが面倒だったこと。電流を流すための電池が特注品であり、そのくせ電池の減りが非常に速かったため、予想以上にランニングコストがかかりました。さらに、電気を手のひらに流すため、手のひらの湿疹が常態化。湿疹ができる→ドライオニックを使用するとその湿疹部分がしみる→更に湿疹が悪化する という悪循環に陥ってしまいました。
※購入を検討されたい方は以下(公式サイト)からどうぞ。現時点で、Amazon等での販売はありません。
病院でプロパンサイン・塩化アルミニウム液を処方してもらう
しばらく手汗の治療をあきらめていた私ですが、大学時代に再度治療を試みることに。きっかけは彼女ができたことでした。彼女と手をつなぎたい という思いで、手汗の治療法を検索していたところ、手汗専門の病院がいくつかあることを発見。そのうちの一つを予約し、2種類の薬を処方してもらいました。
※ちなみにこの時点で、手汗の手術には強大な副作用(代償発汗)があることが分かっていたので、選択肢からは除外しています。口コミなどを聞くと、手汗が出続ける以上の苦しみを味わう可能性があるとのこと。手汗を止めたいという思いだけで軽率な判断をしなくてよかったと今でも思っています。
プロパンサインと副作用
話を戻します。病院に行って、一つ目に処方してもらったのはプロパンサインという錠剤。(効能等については、こちらのサイトが詳しいです)私が初めて飲んだ時は、強烈な効き目を体験することができました。実際、4時間ほどは一切手汗が出なかったように記憶しています。しかしそれは同時に、口の渇きという強烈な副作用を私にもたらしました。私が感じたのは、「喉が渇いた」レベルではなく、よだれすら出てこないような感覚です。
特に困ったのが食事。口の中の水分が消滅しているので、何を食べてもおいしくない。唐揚げを食べても、私にとってはパサパサのクッキーを食べているような感想しか出てきませんでした。さらに、私の場合は効き目にムラがあり、継続して飲んでいるとだんだんと効果が弱まってくるように感じました。 (*注:全て個人の感想です。)
塩化アルミニウムも人体への影響が不安
一方、もう一つ処方してもらった塩化アルミニウムは塗り薬。こちらは寝る前に手に塗るだけ、と非常にお手軽で、処方してくれた医師には1日何度か塗ってもOK と言われました。効き目はまずまず、といった印象を受けましたが、懸念だったのは人体への影響。特に手に塩化アルミニウムを塗った状態で寝ていて、無意識に体の他の部分を触ってしまっても大丈夫だろうか…といった不安がありました。そこで、塩化アルミニウムの効果を持ちながら、人体に優しい塗り薬はないか?を探し始めました。
ネットのステマ記事に絶望
「手汗 治す」「手汗 止める 方法」などのキーワードでGoogle検索をすると、非常に多くの記事がヒットします。しかし多くは、特定の商品(ファ〇〇という製品が多かったです)の広告としか思えないもの。そうしたブログの多くは、投稿者自身が手汗に悩んでいるとはとても思えず、信用できるレビューになかなかたどり着けずにいました。また定期購入を推奨するサイトも多く、「試す前から定期購入の申し込みなんてできるわけがない」と思っていました。
テサランに出会う
なんとなくサンプル品を手に塗って、そのまま他のブースを回っていると、手汗が若干おさまってきているような感覚が。定期購入システムがないというのも好感が持てました。
他にも色々聞きたいことがあったのですが、残念ながらブースで質問する時間がなかったため、帰宅後に公式サイトから疑問点を問い合わせました。
テサランからの回答
それに対する回答がこちら。赤字部分がテサラン公式からの回答です。半日程度で回答のメールが届きました。
→化粧水のイメージというのはわかりやすいですね。塩化アルミニウム液よりは安全そうです。
→なるほど、サンプル品で感じた効果はたまたまだったようですね。。とはいえ、確かに手を洗った後は汗が引いているもの。1日中手汗が出ている日でも、塗るタイミングはありそうです。
→こちらも②の回答と同様ですね。
→①と同じで、テサランはあくまで化粧水やハンドクリームの類。気軽に試すことが出来そうです。
何より、他の治療法でデメリットと感じていた部分が克服できるという印象を強く受けました。TESARAN(テサラン)が私にとって、そして読者の皆さんにとって最後の手汗治療法となることを祈っています。