S-Trainは快適?乗車でわかったメリット・デメリット – 西武池袋線

西武池袋線が2017年より投入した有料特急、S-Train。有楽町線/副都心線と池袋線をつなぐ、全席指定席を強みとする列車です。今回、実際にこのS-Trainに乗ってみました。

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S-Train体験記

今回は平日8:52保谷発のS-Trainに乗車します。保谷駅のホームで有料指定席券を購入。思っていたよりも購入者がいました。

定刻通りに電車が到着。ラッシュ終了も近い時間帯ですが、利用者はちらほらいました。乗車後すぐに、車掌さんが車内を巡回します。指定席を買わずに利用している人がいないか確認しているものと思われます。

S-Trainのメリット

確実に座れ、かつ利用者が少ないので快適

有楽町線内だけでの乗車はできないため、必然的に利用者は所沢、保谷、石神井公園いずれかからの乗車となります。一方で所沢や石神井公園は快速等の停車駅でもあるため、そちらにのる人がほとんど。結果的に利用者が少なく、車内の快適さが保たれています。

優越感を得られる

停車駅や通過駅で一般車両の混雑ぶりをみると、やはりお金払っただけの優越感は得ることができます(笑)

S-Trainのデメリット

意外と一時停止する

実際に乗ってみて感じたのがこちら。練馬・小竹向原では乗務員交代!のため、ドアは開きませんが一時停止します。また有楽町線内では、追い越し用の線路がないため、前の電車の運行状況によっては一時停止を余儀なくされます。

更に残念なのは、石神井公園で特急レッドアロー号の通過待ちをすること。下の画像で、”ST”が今回乗車したS-Train。後ろから来ている特急に抜かれるため、石神井公園で通過待ちします。レッドアロー号の方が上位車種であることはわかりますが、せっかくの優越感が損なわれます。。

乗り換えが必要な場合の落差がすごい

S-Train停車駅以外の駅が最終目的地の場合、乗り継ぎ/乗り換えが必要となります。私は今回、飯田橋で後続の有楽町線各停に乗り換えたのですが、いつも通り電車が混んでいてがっかり…。。なまじS-Trainが快適だったばかりに、落差で一気に現実に引き戻されます。

こちらが実際に乗り継ぎした、S-Trainの1本後の各停です(飯田橋駅にて)。世の中お金で解決できることってあるんだな、と感じました(笑) 石神井公園などS-Train停車駅に在住の方であれば、帰りにS-Trainを利用したほうが満足度が高そうです。混んでいる電車→快適なS-Train の順に乗り継ぎになりますので…。

値段が高い

上記を踏まえ、スピードや快適さの対価として、1回510円というのは少し高いなと感じました。朝の利用なら、寝坊してしまった時の最終手段としての使い方が現実的かな、という印象です。

一方帰宅時であれば、ビール片手に優雅に帰宅、というのは良さそうなので、いずれ試してみたいなと思います。

毎日悩む

なんだかんだで、非常に快適なのは間違いありません。毎日、今日S-Train乗ろうかな〜でも510円だしなぁ〜と悶々とすることになります。。西武の思うツボですね。。

いずれにしても、ラッシュ時の全席指定列車は面白い試み。沿線にお住まいの方であれば、一度試しに使ってみてはいかがでしょうか?

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