一目でわかる、食用油の種類と違い~サラダ油とキャノーラ油は何が違うの?

食用油の種類5

先日、調理用の油が切れてしまったので、Amazonで注文をしようとしました。「食用油」で検索したところ、すさまじい種類の油が出てきて軽くパニックに…。

食用油って色々な種類があるのですが、違いが分かりにくいですよね。最近流行りのキャノーラ油は、サラダ油とは別物なのか?そもそもサラダ油って何?と、わからないことだらけだったので、一目でわかるよう図表にまとめてみました。

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食用油の原材料の違い

動物油と植物油

まず、食用油はその原料によって種類がわかれます。動物・植物いずれから採取されたかによって、「動物油」「植物油」に分かれます。

食用油の種類1

動物油は、バターやラードなど、肉や魚から採取した油脂。一方、植物油については、その原料からもう少し細かく分類がされています。

植物油は、サラダ油とそれ以外に分類される

サラダ

植物油のうち、特定の原料を使った油については、日本農林規格(JAS)により「サラダ油」という名前を付けることが認められています。
より具体的には、以下9種類の植物油が「サラダ油」と定義されています。
→大豆油・ヒマワリ油・綿実油・コーン油・ごま油・葡萄油・紅花油・こめ油・菜種油

サラダ油は元々、サラダのドレッシング等向きの油として開発されました。しかし最近では、技術の進歩により、炒め物など高温の料理にも問題なく使えるようになっています。

キャノーラ油はサラダ油の一種

最近話題のキャノーラ油は、その名のとおりキャノーラという原材料から作られたもの。キャノーラは、カナダで菜種を品種改良して作られた品種です。そして、菜種油は先に説明した通り、サラダ油の一種です。

したがって、菜種油の一種であるキャノーラ油は、サラダ油の一種でもある ということになります。
※菜種を「品種改良して」作られたキャノーラは、厳密には菜種とは別種であるとする文献もあります。しかしここでは、キャノーラ油は菜種油の一種であると定義しています。なおいずれにせよ、キャノーラ油がサラダ油の一種であることには間違いありません

食用油の種類2

食用油の成分の違い

ここまで食用油を、原材料のちがいという観点から分類してきました。次のページでは、成分の違いから食用油を分類していきたいと思います。

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